セラミド

セラミドを含む食べ物・飲み物~セラミドを食べ物で摂る効果・注意点

梨紗セラミドを含む食べ物・飲み物をご紹介します。

注意点なども併せて読んで頂ければと思います。

セラミドを増やす食べ物・多く含む食べ物

こんにゃくは植物由来セラミドの原料として使用

植物由来セラミドの原料として利用されているこんにゃくの画像

まずは、植物由来セラミドの原料としても、よく使われているこんにゃくが挙げられます。

こんにゃく芋のセラミド含有率はとても高く、その含有率は、麦や米に含まれる7~15倍と言われています。

こんにゃくを食べる量

こんにゃくでセラミドを摂る注意点

セラミドが含まれているのは、こんにゃく芋です。

セラミドを増やすことが目的なら、
生芋こんにゃくから作られたこんにゃくを選ぶようにしましょう。

美緒
美緒
こんにゃく粉からつくられたこんにゃくでは、効果が期待できないということね。
麻衣
麻衣
じゃあ、こんにゃく芋から作られたこんにゃくならいいの?
梨紗
梨紗
そうとも言い切れないのよね。
美緒
美緒
どういうこと?
「生芋こんにゃく」でもこんにゃく粉を使っている製品

管理人 梨紗スーパーなどでは、袋に「生芋こんにゃく」と書かれた製品がよく売られています。

でも、原材料名に「こんにゃく粉」と書かれていませんか?
「こんにゃく芋」の前に書かれていたら、その製品は使われているこんにゃく芋がわずかということもあり得ます。

「生こんにゃく芋100%」でもセラミドがふくまれていないことも。

こんにゃくを作るとき、たとえ生こんにゃく芋を100%使っていたとしても、「マンナン抽出製法」と言われる製法でこんにゃくを作るメーカーもあります。

「マンナン抽出製法」では、マンナン以外の有効な成分をすべて捨てることになり、出来上がった製品にセラミドは含まれていません。

それでも、「生芋こんにゃく100%」と表示することができます。

セラミドをこんにゃくを食べることで摂ろうとするなら、そのこんにゃくに本当にセラミドが含まれているのか確認するのが大切です。

パッケージではそれはわからないので、その製品のウェブサイトを調べたり、製造会社に問い合わせたりする必要がありますね。

胚芽を含む米・小麦

植物由来セラミドの原料になる小麦の画像

米胚芽を含む米

化粧品に使われる植物由来セラミド「コメヌカスフィンゴ糖脂質」は、米胚芽から抽出されます。

小麦胚芽を含む小麦、大豆

化粧品に使われる植物由来セラミド「グルコシルセラミド」は、小麦や大豆からつくられます。

黒色の食べ物や飲み物

黒豆・コーヒー・ソバなどにもセラミドの元となるフィトケミカルが含まれています

次のような黒色の食べ物や飲み物には、セラミドの原料となる「フィトケミカル」が多く含まれています。

黒豆、黒ゴマ
ゴボウ、ひじき、ソバ
コーヒー

など。

牛乳

牛乳には、多く含まれる「スフィンゴミエリン」は、体内で酵素と結びつき、セラミドに変わります。

最近、セラミドサプリの原料として多く用いられています。

牛乳のスフィンゴミエリンからできるセラミドは、動物由来です。
植物由来のセラミドより吸収率が高いのも、多く活用されている理由です。

しかし、牛乳だけではセラミドを補うのに十分ではありません。

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セラミドを食べ物・飲み物で摂る注意点

セラミドを含んでいないこんにゃくもあります

植物由来セラミドの原料としてよく使われているこんにゃくは、セラミドを含む食べ物の代表格ですが、
全てのこんにゃくがセラミドを含んでいるわけではありません。

セラミドを含んでいるのは、こんにゃくの原料であるこんにゃく芋です。
こんにゃくの中には、

セラミドの生成を妨げる食べ物

梨紗セラミドが作られるのを妨害する食べ物もあります。

コーン油グレープシードオイルベニバナ油など、リノール酸を含む食用油です。

また、これらの食用油が多く使われている揚げ物やスナック菓子、インスタントラーメンなども、多く摂りすぎるのは注意が必要です。

肌のセラミドって、本当に食べ物・飲み物で増やせるの?

セラミドは食べることでも増やせます

梨紗結論を言えば、食べ物や飲み物でセラミドを摂っても、肌のセラミドを増やすことができます。

過去には、
腸で吸収されたのち、酵素によって分解されてしまうため、
肌のセラミドは増やせないのではないかと言われたりもしました。

2012年にサッポロビールが北海道大学と「植物型セラミドの小腸からの吸収メカニズム」に関する実験を行い、
そのレポートで、経口によるセラミドの吸収が実証されたと述べられています。

参考:「植物型セラミド(フィトセラミド)」の小腸からの吸収メカニズムを世界で初めて実証
参考:「植物型セラミド(フィトセラミド)」の小腸からの吸収メカニズムを世界で初めて実証


つまり、食べ物や飲み物、サプリなどでセラミドを摂っても、
体内のセラミドを増やせるということですね。

セラミドを食べ物で摂るメリット・デメリット

顔のスキンケアには、セラミド配合化粧品がおすすめ

では、どうして、美肌には効果があることを余り言われないのでしょうか。

セラミドは、皮膚を始めとして、髪、爪など全身に存在します。

その中で多くのセラミドが存在するのが、肌の表皮なのですが、
顔の表皮だけというわけではありません。

口から取り入れたセラミドは、全身のセラミドのために使われます。

そのため、顔の肌に直接塗るセラミド配合化粧品と比べると、
顔のスキンケア効果が限られてしまいます。

また、速攻性に欠けるという点もあります。

全身の肌の保湿を考えるときは、セラミドサプリやセラミドを多く含む食品を摂るのもいいかもしれませんが、
顔のスキンケアだけを求めるなら、セラミドが配合された化粧品がおすすめです。

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メリット・デメリット